アルミの大型・大物加工|応原工業株式会社(広島)
こちらの記事では、アルミの大型加工に関する概要と、実際のアルミ加工事例をご紹介いたします。
アルミの特徴
軽い
アルミは、鉄の約1/3の軽さです(アルミの比重が2.7なのに対して、鉄の比重は7.8)。そのため、自動車業界では、燃費(最近では電費)の向上を目的とした軽量化を達成する際に、アルミが使用されることが多いです。
比強度が高い
A1000番台の純アルミの強度は高くありませんが、マグネシウムやマンガンなどを添加することで、強度が高くなります。特に、銅、マグネシウム、亜鉛を添加したA7075は、アルミ合金の中でもトップクラスの強度を持つ材質の一つで、鋼材に匹敵する強度を有します。
切削加工性に優れている
アルミは、一般的に切削加工性に優れています。そのため、精密加工に適しており、様々な機械部品の素材に使用されています。
熱伝導率が高い
アルミは、熱伝導率が高く、熱しやすく冷めやすいです。そのため、冷暖房装置や熱交換器、放熱フィンなどに使用されています。
アルミを加工する際のポイント
先述した通り、アルミは切削加工性に優れていますが、融点が低く延性も大きいため切削工具に溶着しやすいです。 そのため、アルミの切削は、切削速度を高速にするのが基本です。
高速切削により発熱量が大きくなるため、刃先冷却の効果を狙ってクーラントを使用する場合があります。その際、クーラントの種類によってはアルミと化学反応を起こし、ワークの表面を変質させることがあるので、注意してクーラントを選定する必要があります。
当社の大型サイズのアルミ加工
当社では、アルミの加工の中でも主に、大型サイズの加工を得意としています。オークマ製の5面マシニングセンターを2台、門型マシニングセンタを2台、OKKの門型マシニングを1台保有しており、高精度な加工が可能です。最大、2,500×5,000までのサイズに対応しています。
大型・大物サイズのアルミ加工の事例
半導体関係装置 フレーム(A5052、40×1,520×2,770)
こちらは、オークマの門型マシニングセンタで加工したアルミの半導体関係装置 フレーム(サイズ:40×1,520×2,770mm)です。45×1,525×2,775の板素材から削り出しました。フライスに加え、切り欠き部が大きいため、ワークが歪曲しないように注意し、並行度を確保しました。
大型・大物サイズのアルミ加工のことなら、大型機械加工センターにお任せください!
こちらの記事では、大型・大物サイズのアルミ加工の概要と実際の加工事例についてご紹介いたしました。
大型機械加工センターを運営する応原工業では、5面加工機を2台、その他の門型マシニングセンタを3台保有しています。□300から最大、2,500×5,000までのサイズを1個から製作可能です。
広島県から中国・四国エリアを中心に全国対応しています。大型・大物サイズの精密加工のことなら当社までお気軽にご相談ください。