中・大型サイズの機械加工におけるリバースエンジニアリング
こちらの記事では、中・大型サイズのリバースエンジニアリングの概要をご紹介いたします。
リバースエンジニアリングとは
リバースエンジニアリングとは、既存の製品や部品を分析し、その構造・仕様を明らかにする技術です。通常、製品は設計図を基に製造されますが、リバースエンジニアリングでは 「すでにある製品」 を出発点として、その形状や寸法、材質、加工方法を解析し、3Dデータ化や図面化を行います。
特に、以下のようなケースで有効です:
・図面が紛失した製品の復元
・製造メーカーが廃業した部品の再生
・改良・再設計のための基礎データ取得
・競合製品の研究・開発
リバースエンジニアリングの具体的な手順
リバースエンジニアリングのプロセスは、主に以下のステップで進められます。
① 現物の入手
解析対象となる製品・部品を準備
② 測定・データ取得
3Dスキャナー、CMM(三次元測定機)、X線CTスキャナーなどを用いて形状データを取得
③ CADデータ化
取得した点群データを3D CADソフトでモデル化
④ 図面作成
CADデータを基に、部品加工に必要な図面を作成
材質、寸法、公差などの仕様を明確化
④ 試作・加工
図面データを活用し、必要な部品を製造・試作
当社のリバースエンジニアリング
当社では、測定にカメラ式スキャナーを使用しており、測定対象のサイズに制限はありません。形状や測定条件にもよりますが、精度は最大で100分の1ミリ単位まで追求可能です。
また、金型や金型部品をはじめ、各種装置部品の測定にも対応しております。精密な測定が必要な場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
中・大型サイズの機械加工におけるリバースエンジニアリングのことなら、大型機械加工センターにお任せください!
本記事では、リバースエンジニアリングの概要についてご紹介いたしました。
大型機械加工センターを運営する応原工業では、5面加工機を2台、さらに門型マシニングセンタを3台備えています。□100から最大2,500×5,000サイズまでの加工が可能で、1個からでも対応いたします。
広島県を拠点に中国・四国エリアをはじめ、全国に対応しております。中・大型サイズの精密加工については、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。