鋳鉄の種類
こちらの記事では、鋳鉄の種類と実際の鋳鉄の加工事例をご紹介いたします。
鋳鉄の種類
鋳鉄は、鉄を主成分に2.1~6.7%の炭素を含む鉄の合金です。鋳鉄は、炭素の状態によって、ねずみ鋳鉄、白鋳鉄、まだら鋳鉄の3つに分類されます。
鋳鉄は炭素量が多いと黒鉛(グラファイト)が晶出します。黒鉛は黒色をしており、炭素量の多い鋳鉄はその断面の色からねずみ鋳鉄と呼ばれています。
白鋳鉄は、鉄の炭化物であるセメンタイト(Fe;C)が晶出して破断面が白銀色をしています。炭素が少なかったり、特にけい素が少ない場合、凝固時に炭素は黒鉛結晶とならずにセメンタイトとして現れます。
まだら鋳鉄は、ねずみ鋳鉄と白鋳鉄が混合している鋳鉄です。破断面は黒白の斑点状になっています。
当社の中・大型サイズの鋳鉄加工
当社では、鋳鉄の加工の中でも主に、中・大型サイズ(□300~2,500×5,000)の加工を得意としています。1967年の創業以来50年以上、中・大型サイズの鋳鉄加工を行っており、高精度の鋳鉄加工品を提供しています。
中・大型サイズの鋳鉄加工の事例
工作機械部品(鋳鉄、130×380×450)
こちらは、工作機械部品(130×380×450)です。
3次元曲面を加工する必要があるため、通常であれば、5軸加工機で加工しますが、ワークを傾けてセットすることで、3軸の5面加工機で逃がし加工を行いました。
中・大型サイズの鋳鉄加工のことなら、大型機械加工センターにお任せください!
こちらの記事では、鋳鉄の種類と実際の加工事例についてご紹介いたしました。
大型機械加工センターを運営する応原工業では、5面加工機を2台、その他の門型マシニングセンタを3台保有しています。□300から最大、2,500×5,000までのサイズを1個から製作可能です。
広島県から中国・四国エリアを中心に全国対応しています。大型・大物サイズの精密加工のことなら当社までお気軽にご相談ください。