デンスバーの切削加工
こちらの記事では、デンスバーの切削加工の概要と実際の加工事例をご紹介いたします。
鋳物とは
鋳物とは、金属を高温で溶かして型に流し込み、冷却して固めた製品のことを指します。この製造プロセスは「鋳造」と呼ばれ、精密な形状を実現しやすいのが特徴です。
鋳造では、溶かした金属を型に注ぐことで、複雑な形状でもコストを抑えて大量生産できるため、様々な産業で採用されています。鋳物製品は、船舶、鉄道、航空機、産業機械といった分野で広く利用されています。
鋳物の種類には、鋳鉄、鋳鋼、アルミニウム合金、銅合金、亜鉛合金などがあり、当社では特に鋳鉄製品と亜鉛合金製品の切削加工において強みを持っています。
デンスバーとは
デンスバー(Dense Bar)は、虹技株式会社が連続鋳造法を駆使して製造する高密度な鋳鉄棒で、その製品名は「緻密な棒」を意味する通り、非常にきめ細やかな組織構造を特徴としています。
一般的な砂型鋳物に見られる砂カミや黒鉛カミといった鋳造時の欠陥がほとんどなく、鋳巣(キャビティ)も極めて少ないため、品質に優れた製品となっています。
当社の中・大型サイズの鋳鉄の機械加工
当社は、鋳鉄の切削加工において、□100程度の小型サイズから対応可能で、特に□300程度の中型サイズから最大で2,500×5,000までの大型加工において強みを発揮しています。1967年の創業以来、50年以上にわたり中・大型の鋳鉄加工に取り組み、高い精度で信頼性のある鋳鉄加工製品をお客様にご提供しています。
当社の中・大型サイズの鋳鉄 切削加工
パンチ(鋳鉄、1,000×500)
こちらは、自動車業界向けに製作したパンチで、オークマ社製の門型マシニングセンタを使用して加工を行っています。
サイズは1,000×500とコンパクトですが、当社では安定した精度での加工を実現しており、問題なく対応可能です。
中・大型サイズの鋳鉄の切削加工のことなら、大型機械加工センターにお任せください!
こちらの記事では、デンスバーの概要と鋳鉄の加工事例についてご紹介いたしました。
大型機械加工センターを運営する応原工業では、5面加工機を2台、その他の門型マシニングセンタを3台保有しています。□100から最大、2,500×5,000までのサイズを1個から製作可能です。
広島県から中国・四国エリアを中心に全国対応しています。中・大型サイズの精密加工のことなら当社までお気軽にご相談ください。